鱧の湯引き

２０１２．７．１３
ようやくやってきた金曜日。
１週間頑張りましたということで、アメ横へゴー。
いつもの文楽に立ち寄ります。
カウンターに座り、生ビールで乾杯。
今夜の手始めは、煮込みではなく、たんもとのやわらか煮をお願いしました。

口直しもかねて、トマトスライスをゲット。
ハイボール、皮とあぶらホルモンとともにいただきます。

皮は肉厚、あぶらホルモンは柔らかく脂が乗っていて美味しい！
お酒をウーロンハイにチェンジして、続いて、レバとネギを焼いてもらいました。
レバとネギを交互に口に運び、レバのネギ間を食べているかのようです。

文楽を後にして、上野駅から高崎線で浦和へ一直線。
久方ぶりにくら川に行きました。
今夜のおすすめのお酒は、睡龍の純米です。

肴は、暑くなってきたこの季節にぴったりの鱧を、メニューにはないシンプルな"湯引き"でお願いしました。
鱧の湯引きは、通常、水から湯引くそうですが、ここの湯引きは、鱧の骨から取った出汁で湯引きます。
これで、水っぽく仕上がるのが抑えられるとか。
機会があれば、水から湯引きしたものと食べ比べてみてほしいとのことです。
ジョリッ、ジョリッ。鱧の骨切りのいい音が響く中、その出汁を特別に飲ませてもらいました。

薄茶色の深くて塩味の効いた出汁。
日本人に生まれてよかったーっと感じる味です。
そして、いよいよ鱧の湯引きが登場。

Buonissimo!
梅肉がなかったので、酢味噌を出してもらいましたが、鱧の骨で取った出汁が身に滲みて、そのままで食べて十分美味しいです。
せっかくの酢味噌もほとんど付けずに食べきりました。

くら川。
時がゆっくりと流れていきます。
このように、ゆったり、落ち着いて過ごせる空間はそうありません。
また、近々、美味しいお酒と肴を求め、この素晴らしい空間を訪ないたいと思います。